《突撃取材 となりのヘルプマン 第3弾》
第3弾の対象者は訪問入浴事業所の管理者をなされている
《松崎 広士さん》
現在、36歳。27歳で結婚され、28歳で一児のパパの奮闘ぶりを取材させていただきました。
①
この業界に入った経緯等も踏まえ、経歴を教えてください。
19歳から34歳までは家業であるクリーニング店を経営していました。以前から何らかの機会があれば、転職したいと考えていたときに、妻(看護師)が訪問入浴の事業所で働いていて、「介護はおもしろいよ」と勧められました。
妻もその意見に乗ってくるとは思っていなかったみたいですが、すぐに、訪問入浴の事業所に就職を決めてきました。自分で事業所を開設したいと初めから思っていたのでしっかりとノウハウを吸収し、10ヶ月後、法人設立。平成21年1月から3名でスタートし、現在に至ります。
②
この業界にきて感じたことはなんですか?
以前の事業所で10か月目、もう退職が決まっていて入浴業務に天狗になりかけていたときに仕事でミスをしました。
入浴業務を行えれば一人前と思っていた自分がいましたがその時の上司に入浴業務を行えることからがスタートであり、日々の利用者様の変化や表情の違い等を感じることが介護だと教えられ、医療、介護業界の奥深さを感じました。
③
業務内容を教えてください。
訪問入浴事業と訪問介護の管理者です。現場に出ることは以前に比べると少なくなりましたが、日々勉強のため出来る限り行くようにしています。
④
貴事業所で自慢できるところを教えてください。
以前、利用者の方に「次、行かなあかんやろ~」と言われたことがあってショックでした。そう気を使わせないためにもゆっくりと入浴してリラックスしてもらえるように時間をゆったりとっています。あとは、本物の理容師による理容サービスが無料であるところです。
⑤
日頃の業務で心がけていることはなんですか?
謙虚さ、感謝、接遇、志の高さ、心あるサービスの5つを従業員にも言い続けています。後は、その方に合ったマニュアルを作り、日々、体調や変化に合わせマニュアルを変更しています。
⑥
今後の目標を一言で!
従業員に子供を持つ親が多く、高齢者の方(通所サービス)と子供(託児所)がコラボレーションできるような施設を作っていきたい。
⑦
この仕事ではなかったら何の仕事をしていますか?
医師。訪問入浴をするにあたって重度の方と接し、医療知識を教えてもらうにつれ、もっと知りたいと思うようになりました。
体験ルポ
(入浴前・・・緊張してます。)
(いよいよ入浴開始です)
(僕の体重が重い為、移乗が大変だったと思います。)
(まずは洗髪から・・・ちょうどいい力加減でした。)
(泡や水が、目や耳に入らない細心の注意で洗い流して頂きました。)
(身体全体を丁寧に洗って頂きました。丁寧なのにすばやく無駄な動きがなく、楽しいお話をしながらゆっくり入浴する事ができました。)
(重たい僕の移乗が再び始まりました。)
(入浴剤の匂いも最高でした!!)
(片付けるスピードの速さにびっくりしました。)
(細かい役割分担で、全く無駄のない動きでした)
(最後に記念撮影をして体験入浴終了です)
《取材後記》
第3弾となりました、『となりのヘルプマン』。
今回、体験ルポと取材という無茶苦茶な要望であり、かつ、お祭りの忙しい期間にもかかわらず、快く取材を受けてくださった松崎さん、岡本さんこの場を借りて御礼申し上げます。まずは、体験ルポの訪問入浴。訪問入浴という事業内容は実際に従事している方もしくはサービスを受けている方でないとなかなか見る機会というのはないのではないかと考え、体験という形で紹介させていただきました。
小西君の体験中、質問をしながら介助してもらったのですが、息もつかせぬその速さと正確さにびっくりし、マニュアルの精度と介護レベルの高さに圧倒されました。
若い頃は青年団でも団長をされていた松崎さん。今では管理者として従業員のみなさんを曳っぱっていますね。その力強さと集結力で福祉業界も曳っぱっていってくださいね。これで、第3弾の取材とさせていただき、第4弾のそのときにお会いしましょう!
心芽 広報部長 信貴一彦
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